昔は一番相談件数が多いのは「飲食店開業」でした。しかし、今では・・・
日本からの有名店の出店が相次いでいる今の時代では、個人の立場で「飲食店の開店」はできても、開店した店舗の維持・管理は至難のわざと言わざるを得ません。
一番失敗率が高いのは、はじめての飲食店開業で、タイに住んだことも無い人が起業する場合でしょう。
(会社設立や各種許可申請手続きは除外)
1 | マーケッティングリサーチ(市場調査) |
2 | 店舗物件探し(自力または不動産業者に依頼)⇒ この時点で会社設立 |
3 | 外装・店舗デザインの決定 |
4 | 内装施工会社の選定 |
5 | 食材仕入先の選定 |
6 | メニュー製作 |
7 | ビザ取得 ⇒ ワークパミット(労働許可証)取得 |
8 | 従業員の面接と採用 |
9 | 雇用契約就業規則作成(タイ語) |
10 | 宣伝広告の打ち合わせ(情報誌など) |
11 | 開店準備の従業員トレーニング |
失敗するパターン(順不同):
1. 英語もタイ語もわからず来タイして、フリーペーパーの情報を頼りに、不動産会社に物件を紹介してもらいい、日系の内装業者へ発注する。
2. タイ及びバンコクの事情をよく理解していないので、言葉巧みに近づく詐欺や詐欺まがいの個人や集団を信用してしまう。
3. まったく借り手のない空き物件を紹介されたり、不当に高い内装代や仕入業者との契約に関して相場がわからないため、異常な料金に気が付かない。
4. 初めてのお店であるため、こだわり過ぎて外装や内装に過剰な投資をしてします。
5. 開店日に内装が終わらない事を予想して対策を講じてない。
6. メニューの仕上がりを予想できないため、料金のみで安い業者に依頼して仕上がりに失望する
7. スタッフが集まらなくて開店できない状態を予想していない。
8. 洪水など避けられない想定外の状況を起きても何も出来ない。
9. 似たような仕入れだからありきたりなメニューに、ありきたりな味ですぐに飽きられる。
10. 日本人だけをターゲットにした広告は高額なので、最初は広告を出して集客できても、広告料が出せなくなって客を他のお店に取られてしまう。
11.客足が遠のき、売上が上がらないので、自分の給与分も稼げず、従業員の給与も払えなくなる。
12. 税金が払えないので、ビザの延長やワークパミット(労働許可証)延長ができなくなるので、架空の売上を計上して凌ごうとする。
13. タイ人スタッフは食材やお金も盗むなどの損害で頭を抱えてしまう。
14. タバコ販売の許可やお酒を出す許可を取らずに営業して警察に踏み込まれる。
15. 店舗の賃貸契約期間は2年や3年が多く、それまでデポジットは返ってこないことになっている。途中で契約解除しても契約終了まで払い続ける事もできないため、行方をくらます。
結論:
他の業種に比べ、初期コストがかかり過ぎるうえに、座席数によって売上が決まってくるので、席数を確保しないといけないので家賃も高くなりがち。
あまり不便なロケーションだとダメなので、平米あたりの家賃も高い。情報誌などに広告も必須です。
例え日本で修行を積んで料理はできても、経営は別です。
味管理、従業員教育、仕入れ先など、コスト管理、飲食店のマネージメントのノウハウがないと、一年も持たずに閉店に追い込まれるでしょう。
上記のリスクを回避して繁盛しているお店も少なからずありますので、不可能ではありませんが、相当の覚悟が必要でしょう。
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